レザークラフトをやっていると「糸が足りなくなる」という大事件がおきます(笑)必要な糸の長さを計算したのに、なぜか糸が足りなくなってしまう。そんなことがおこります。
参考書を見て作る作品の場合は、丁寧に「糸の長さは○○cmで~~」と書いてありますが、自分で考えた作品の場合は、自分で長さを測らなければなりません。ですから計算ミスで途中で糸が足りなくなってしまうことがあるんですよね。
糸が足りなくなったら糸をすべてほどいて、いちから縫い直すのがベストかもしれません。
ですが、縫い直しは時間がかかります(涙)
練習で作る作品であれば、継ぎ足しでなんとかしたいですよね。そこで今日はどうやって糸を継ぎ足すのか説明したいと思います。
糸の継ぎ足し方法
さっそく、継ぎ足し方法を説明します!といいたいところですが「ポリエステル糸・ナイロン糸」と「麻糸」では糸の継ぎ足し方法が変わってしまいます。まずあなたが使っている糸が何なのかチェックしてくださいね。
全9ステップで長く複雑に感じるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。
これから説明していきますが「1~6」まではどんな糸でも同じですが「7~8」が違います。注意しながら読み進めてくださいね!
1:縫っている糸の長さが7cm以上あるか確認します。7cmよりも短いなら、縫い目をほどいて7cm以上にする。
2:革の表面(銀面)に出ている針を1目戻った穴に通す。
3:革の裏面(床面)にある2本の糸を、2cm残して切る。
4:残りの縫いたいところの長さ×4倍の糸を用意する。
5:4の糸に針を通す
6:次の穴に糸を通して2目縫い進める。
ポリエステル糸・ナイロン糸
7:古い糸を裏から3mmの短さで切る。
8:ポリエステル糸、ナイロン糸はライターの火を近づけて糸端を溶かす。
9:糸が溶けたらすぐにライターの底をこすりつけて、ほどけないようにくっつける。
麻糸
7:古い糸を裏から1mmの短さで切る。
8:目打ちの先に皮革用ボンドをつけて切った糸に塗る
9:ボンドが半乾きになったら、ボンドをつけた部分を指で押さえてくっつける。
継ぎ目をどうする?
継ぎ足しをするとどうしても「継ぎ目」が目立ってしまいます。特に自分が作った作品ですからね。
継ぎ目を目立たなくするには「きりの良いところまで糸をほどいて」継ぎ足すことをオススメします。財布や、名刺入れなどの四角形の作品なら「角」で継ぎ足すとわかりにくくなります。
糸が足りなくなったら全部ほどいて縫い直すのがベストです。(それでも縫い穴が広がってしまうこともあります)しかし、縫い直しは時間がかかります。継ぎ足しすることができればその時間も短縮できるので、ぜひ継ぎ足しを覚えておいてくださいね!