レザークラフトの「床面磨き」はレザークラフトの参考書にも必ず書いてある大切な行程です。
「床面磨き」をすることで革の床面(裏面)の毛羽立ちをおさえて、キレイに整えることができます。
床面磨きは4つのステップでできます。この記事でレザークラフトの床面磨きをマスターしましょう!
床面磨きの道具は2つだけ
床面磨きをはじめる前に、2つの道具を手に入れましょう!手芸屋さんや、ネットショップでも手に入れることができます。
仕上剤
まずは「仕上剤」です。今回は仕上剤にトコノールを使います。トコノールはSEIWAという会社が販売している商品の名前です。なんと!販売から50年以上経つロングセラー商品だそうです。使っている人が多いですよね。私もトコノールを使っています。広範囲の床面処理にはCMCを使うこともあるので、またご紹介します。
コーンスリッカー
このヘンテコな形の道具です!はじめて見たとき、これ・・・どうやって使うんだ?って思いました(笑)
コーンスリッカーにはいろいろなカタチがあり、磨く場所によって選んで使います。
やさしくトコノールを床面に塗り込みます。
ガラス板
コーンスリッカーではなく、ガラス板でも代用できます。
床面のように磨く範囲が広いときはガラス板が便利です。
もし、ガラス板を使うときは注意してください。落としたら当然・・・割れます(笑)
はじめよう!床面磨き!
道具はこの2つだけでOKです。
では、具体的にどうやって床面を磨くのか?ステップバイステップでやってみましょう!
床面にトコノールを塗る
トコノールを床面に塗ります。
ヘラがあればヘラにトコノールを取り、床面にうすーく伸ばします。
最初は指でもOK!
慣れるまでは少しずつトコノールを塗るようにしましょう。塗る量が多いと乾くのに時間がかかります。
そして毛羽立ちには向きがあるので、毛がねる方向にトコノールを伸ばすとキレイに仕上がります。
コーンスリッカーでやさしく磨く
あまりチカラをいれないように、やさしく磨きます。チカラを入れすぎると薄い革は曲がってしまうことがあります。
磨けば磨くほど毛羽立ちがなくなり、ツルツル、ピカピカになります。
写真だとわかりづらいかもしれませんが、光沢に差がでました。
トコノールは1度塗りでも十分ですが、お好みで2度塗りしてもOKです。
床面磨き、やる?やらない?
今回はレザークラフトの参考書にも必ず書いてある大切な行程「床面磨き」についてお話ししました。
床面磨きをすると、ツルツル、ピカピカになりますし、汚れや水分、油からも革を守ることができます。
しかし、「床面を磨かない」という選択肢もあります。見えない部分や、革を貼り合わせる部分は床面を磨かないこともあります。
作品によって床面を磨くか決めてくださいね。